子どもにとって「おままごと遊び」は性別問わず、楽しい遊びの一つ。
保育園でもおままごと遊びは大人気で、月齢に合わせた遊び方を楽しんでいます!
ただ、子どものおままごと遊びに付き合っている方の中には、
子ども嫌いとかじゃないけど
子どもと
おままごとで
遊ぶのが苦痛、、— まーまー (@murmur_mama) March 4, 2021
娘、夏風邪だから1日家で過ごしてるんだけど、エンドレスおままごとつらいな😇
娘の想定するストーリーから外れると怒られるオプション付き❤️— そら豆@2歳児育成中 (@mZeP5IN83jO1qgu) July 23, 2021
といった「おままごとに付き合うのが大変」という声を聞くこともしばしば…。
そこで、子どもと一緒に楽しめるおままごとの遊び方の工夫やねらい、言葉掛けについてまとめてみました!
- 子どもとのおままごと遊びがマンネリ化してしまっている
- いつも同じ遊び方に付き合っていて苦痛に感じてしまう
- おままごとの遊び方を発展させてあげたい
こんな悩みを抱えている方に、是非参考になれば良いなと思います♪
おままごと遊びは知育の宝庫!少しの工夫で遊び方を無限大に!
- 食べ物や食器の名前や色を知る
- 言葉のやり取り、受け答えを知る
- 食事や料理の模倣をする
- お皿に乗せたものをこぼさないように運ぶ
- 器具を使って食べ物をお鍋やお皿に移す
- 家族や店員など、何かになりきって遊ぶ
などなど、おままごとで当たり前のようにやっているひとつひとつの動作には、知育の要素が盛りだくさん。
月齢・発達によって出来ることは異なりますが、様々な面で子どもの脳を刺激することが出来ます!
少し意識をして遊び方を発展させていけば、子どもにとっても見守る大人にとっても新たな発見があるかもしれません。
図鑑を見ながら同じ食べ物を探してみる
おすすめの年齢:ものの名前に興味を持つようになってきたら(1歳半~2歳頃から)
遊びのねらい:物の名前を知る・図鑑を見る習慣を身に着ける
ものの名前を知りたがるようであれば、おままごと遊びをしながら図鑑も開くのがおすすめです。
おままごとの食べ物と、食材や料理の写真が載っているページを見比べながら、「これとこれ、一緒だね!」「〇〇はどれでしょう?」と探してみましょう!
お皿の色と食材を合わせてみる色合わせ遊び
おすすめの年齢:色の区別が出来るようになってきたら(2歳頃から)
遊びのねらい:色彩感覚を養う
色の名前が分かるようになり、興味を持つようになって来たら、色合わせの要素を取り入れてみましょう。
食べ物を色ごとに分けてみたり、赤いお皿にりんごやいちご・黄色いお皿にレモンやバナナなど、お皿と食べ物の色を合わせてみたりすることで、遊びの中で色を意識して知っていくことが出来ます!
また、「りんごは赤いね」「レモンとお皿は黄色、一緒の色だね」と具体的な声掛けも合わせてしていくと良いと思います!
色水を使ったジュース屋さん
おすすめの年齢:見立て遊びが出来るようになってきたら(2歳頃から)、ごっこ遊びが出来るようになったら(3~4歳頃から)
遊びのねらい:想像力を高める・色彩感覚を養う
幅広い年齢で楽しむことが出来る「色水遊び」は、おままごとでも大活躍。
ペットボトルに食紅を混ぜて色水を作るだけで、あっという間にジュースの出来上がりです!
年齢が低いうちは飲むまねっこをする見立て遊びに、ごっこ遊びなどが出来るようになってきてからはジュース屋さんなどの遊びに発展させることが出来ます。
毛糸や新聞紙、折り紙、スポンジなど…様々な素材を使って食べ物づくり
おすすめの年齢:見立て遊びが出来るようになったら(2歳頃から)、はさみを自分で使えるようになったら(3~4歳頃から)
遊びのねらい:想像力を高める・様々な素材の違いに触れて楽しむ
- 毛糸やチェーンを切ったもの
- 新聞紙や折り紙を丸めたもの
- スポンジを切ったもの
- フェルトを切ったもの
- デコレーションボール
などなど、普段使っている食べ物のおもちゃを使わずに、身近な素材を食べ物に見立ててみましょう。いつもとは違うおままごと遊びを楽しむことが出来ます!
自分ではさみなどを使えるようになってきたら、作るところからはじめるのも良いですね。
道具を使う練習にも!?スプーン、トング、お箸を使ってお皿に食べ物を乗せてみよう!
おすすめの年齢:道具を使うことに興味を持つようになったら(2歳~4歳頃から)
遊びのねらい:日常動作の練習・指先、手先を使う練習
モンテッソーリ教育のお仕事のひとつに「あけ移し」というものがあります。
お皿からお皿へ、道具を使って中に入っているものを移し替えていくのですが、おままごと遊びの中でも要素として取り入れることが出来ます!
お鍋からお皿へ、道具を使いながら食べ物を移動させてみましょう。
最初は大きめのスプーンからはじめてみて、子どもの年齢や発達に合わせてトング・お箸と発展させていくのも良いでしょう。
モンテッソーリ教育の「あけ移し」のお仕事・教具に関しては、また別の記事で詳しく紹介していきたいと思います!
やるからには本物で!?おままごと遊びから台所のお仕事へ発展させてみるのも
おままごとの遊び方について触れてきましたが、それでもエンドレスおままごとから抜け出せなくて辛い…という時には、いっそのこと「お料理のお手伝い」に誘うのも良いかもしれません。
子どもにとって、「本物」に触れる体験は非常に価値のあることです。本物のキャベツやきのこの房をちぎる・クッキーの型をぬくなど、年齢や発達に合わせた「料理のお手伝い」を一緒にするのもおすすめです♪
子どもと一緒に家事を行うことにはたくさんのメリットもありますので、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください!