ペットボトルの中身にきらきらとしたビーズやラメの入っていて、振るとスノードームのように中身が沈んでいく「センサリーボトル」。
実は視覚的に楽しめるだけでなく、子どもの感情を鎮めてくれる効果があるのをご存じでしょうか?
作り方も非常に簡単で、材料さえそろえばなんと1本15分程で完成します!
初めて手作りおもちゃを作りたいパパママにもおすすめですよ♪
この記事を読んで分かること
- センサリーボトルにどんな効果があるのか
- センサリーボトルの材料はどんなものがおすすめか
- センサリーボトルの作り方
- 実際に子どもにセンサリーボトルを与えたらどうなるのか
センサリーボトルとはどんなもの?
センサリーボトルの効果
センサリーボトルは、ペットボトル・瓶にビーズやラメを入れて洗濯のりと水で満たしたものです。洗濯のりが入っている為、振るとゆっくりと中のものが沈んでいく様子を見ることが出来ます。
この動きを見ることで、子どもの怒りや興奮した感情を鎮めることが出来ると言われているのです。
実は、マリア・モンテッソーリが考案した「メイソンジャー」と呼ばれるものを参考に作られたもののようです!
まだ感情を自分でうまくコントロールできない年頃の子どもに与え、気持ちを落ち着かせてあげてから改めて大人が話しかけることで、子どもが話を聞きやすくなるのだとか。
モンテッソーリの教えは育児をしている上で非常に参考になることが多く、家庭でも取り入れられるものが多くありますよ!
保育園でも人気の手作りおもちゃ
センサリーボトルは、保育現場などでも馴染みのある手作りおもちゃの一つです!
簡単な材料で誰でも手軽に作れることから、親子で作る手作りおもちゃ体験コーナーなどに採用されることもよくあります。
センサリーボトルの材料は100均で集められる!材料のポイントも解説
センサリーボトルに必要な材料はシンプルで、容器(ペットボトル)と中に入れるもの(ビーズなど)と洗濯のりのみ!
(※蓋を固定するための接着剤・ビニールテープもあると良いでしょう)
どれも100均の手芸コーナーなどで集められる素材ばかり。
自分の好きなものを組み合わせて入れて、世界にひとつだけの手作りセンサリーボトルを作りましょう!
容器
- ペットボトル
- 保育現場でもよく作られていて、一番おすすめしたいのはR-1などの小さめのペットボトル。
ボトルいっぱいに液体を入れる為、入れ物が大きいと重くなってしまいがちです。
これくらいのサイズだと、子どもの手にも握りやすいのも良いですね。 - 瓶
- モンテッソーリが考案したメイソンジャーは、元々はジャムを入れるような瓶を使用しています。
ペットボトルよりも入れ物が大きいので、より中身をじっくりと見ることが出来ます。
ただ、ガラスの為割れやすく、重さもある為、取り扱いには注意が必要でしょう。
中に入れるもの
- ビーズ・ラメ・スパンコール
- 手芸コーナーやメイク用品売り場などで見かけるきらきらしたものは、見た目もとてもかわいらしく出来上がります!
様々な大きさ・重さのものを組み合わせることで、中身が沈む速度も変わる為、面白いですよ♪ - デコレーションボール・ぷよぷよボール
- 少し大きさのある球状のものを入れることで、見ごたえのあるボトルになります!
デコレーションボールはくっきりと、ぷよぷよボールはぼんやりと輪郭が見えるので、それぞれ違った見た目になりますね。
あまり入れすぎてしまうと動きが悪くなってしまうので、加減が必要です。 - 透明おりがみ・カラーセロファン
- 「海のように魚を入れたい」「冬らしく雪の結晶を入れたい」など、自分でテーマを決めてボトルを作りたい時には、透明折り紙やカラーセロファンがおすすめです!
クラフトパンチなどを使うことで、好きな形に切り抜くことが出来ます。
センサリーボトルの作り方
①好きな材料を用意する
好きなように組み合わせるのも良いですし、色やテーマを決めて作るのもかわいいですよ♪
②洗濯のりをボトルの6割程度入れる
のりと水の比率によって浮き沈みするスピードが変わってくるので、素材などを見ながら調節していきましょう!
のりが多いとゆっくりに、水が多いと早く落ちるようになります。
③中に入れるものを入れる
デコレーションボールは詰めすぎると動きが悪くなってしまうので、画像の量を参照にしてみてください。
④水を蓋のギリギリまで入れる
湯冷ましを使用すると持ちがよくなるようです。
また、色を付けたい場合は食紅を使うと、透明感を保ったまま色が付きます!
⑤キャップの内側に接着剤を付けてキャップを閉める
きつく締めても段々と緩んできてしまうので、しっかりと接着するようにしましょう!
⑥キャップの周りにビニールテープを巻き付ける
接着するだけでなく、きちんとテープを巻き付けることでより開きにくくなり、誤飲などを防ぐことが出来ます。
剝がれてしまった時にはまた改めて巻き直すなど、定期的にメンテナンスしていきましょう!
⑦振って中身をかき混ぜたら完成!
水とのりをしっかりと混ぜ合わせたら完成です♪
センサリーボトルを1歳10か月の子どもに渡してみた効果
1歳10か月の息子は最近主張が強く、気に入らないことや上手く行かないことがあると癇癪を起しがち。
気持ちをクールダウンする為の手段として
- 思いを代弁する
- 別のものに気を逸らす
- 一旦気が済むまで感情を出してもらう
など色々な方法を試みている所だったので、今回のセンサリーボトルも活用してみようと思い立ちました。
#センサリーボトル
— ことこ@自己肯定感をはぐくみたいママブロガー (@hugkumipocket) September 4, 2021
寝起きの機嫌がイマイチな時に渡してみたところ…じーっと中身を見る息子。
私が少しユラユラ中身を揺らしてあげたら、動く様子が面白かったのかニコニコしていました!
癇癪を起こす前のプチ機嫌悪いタイミングならば、気持ちを切り替えるのに良いのかも😆#おうちモンテ pic.twitter.com/Wkcy8yvBp9
結果、癇癪の起こす前のグズつきには効果があるように感じました!!
真新しいおもちゃで気を紛らわせやすいのもあるかもしれませんが、ゆらゆらと落ちていくビーズをじっと眺めてにこにこと嬉しそう♪
また、息子が最近気に入っている「きらきら星」をテーマに星を多めに入れたので、「きかきか!(キラキラ)」と言っていました。
子どもの好きなものをテーマにしたボトルにすると、より興味をひきやすいのかもしれませんね。
子どもと一緒に手作りするのも楽しい!
センサリーボトルは、0歳児の赤ちゃんから楽しむことが出来ます。
年齢が上がって自分で工作を楽しめるようになったら、親子で一緒に作れる楽しさもありますよ♪
中に入れるものや、水の色など、子どもの好きなものを詰め込んでみてください!
自分で作ったセンサリーボトルは、子どもにとってより思い入れのあるものになりますね!