夏を満喫したい時に読もう!保育士が選ぶ8月のおすすめ絵本8選(0歳1歳2歳3歳4歳5歳)

0歳児

8月になり、夏も真っ盛りになりました!

ただ今年も去年に引き続き、レジャー施設や観光地など人の集まる場所には行き難く、ステイホームな夏になりそうですよね。

海や夏祭り、花火…夏といえば、わくわくするような体験がたくさん出来る貴重な機会。

今回は、子ども達に「夏の楽しさ」を体験してもらえるような絵本を探してみました!

 
ことこ
ことこ
おすすめの年齢・絵本を読む際のねらいも、保育士の目線で分かりやすくお伝えしていきたいと思います♪

 

花火の雰囲気を楽しめる「はなび ドーン」

【著:カズコ G・ストーン 出版社:童心社】
POINT

おすすめの年齢:0歳~2歳

絵本のねらい:花火の色味や形、擬音を楽しむ

 
花火が打ちあがる様子を描いた絵本ですが、擬音がメインで文章も少ない為、0歳・1歳の子どもも楽しく読むことが出来ます!
黒い背景に鮮やかな色合いの花火がとても美しいです。
花火大会がのきなみ中止になっており、なかなか本物の花火を見る機会がないですよね。
こちらの絵本は、打ち上げ花火を見たことがなくても、花火の雰囲気を伝えやすいのではないかと思います♪
 

電車が大好きな子に読んで欲しい「がたんごとん ざぶんざぶん」

POINT

おすすめの年齢:0歳~2歳

絵本のねらい:繰り返しの言葉を楽しむ

 
「がたんごとん がたんごとん」の続編なのですが、前作が気に入っている子や、電車が好きな子には特におすすめしたい一冊です!
がたんごとん、と海沿いの線路を走る汽車が乗せていくのは、アイスクリームやビーチボールなど夏らしいお客さま。たどり着く先は…もちろんあの場所!
簡単な言葉の繰り返しなので、言葉の真似っこが出来るようになってくるとより楽しく読める絵本になります♪
 

ペンギン、アシカ、カバ、ゾウ、かわいい動物がたくさんの「あついあつい」

【著:垂石 眞子 出版社:福音館】
POINT

おすすめの年齢:1歳~

絵本:言葉の繰り返しを楽しむ

 
あついあつい、と動物たちが涼しい日陰を求めて歩き回る、夏らしいお話です!
ずっと黄色い背景の、いかにも暑そうな場所を歩き回っている動物たちが最後に行き着いた場所は…?ページをめくった瞬間、さわやかですずしい気持ちになりますよ♪
動物たちの表情もとてもかわいらしく、ぜひ背表紙の絵までぜひ見てほしい一冊です!
 

色鉛筆の美しい、大人にもおすすめしたい「チリとチリリ うみのおはなし」

【著:どい かや 出版社:アリス館】
POINT

おすすめの年齢:2歳~

絵本のねらい:絵の美しさを楽しむ/海の中の世界を想像して楽しむ

 
色鉛筆で描かれたあたたかみのある絵柄が特徴のどいかやさんの「チリとチリリ」シリーズに、うみのおはなしがあります。
チリとチリリ、2人の女の子が自転車に乗って冒険するのは海の中。
色とりどりの珊瑚や魚たち、レストランで出てくるかわいらしいゼリーやパフェ、最後に用意されていた素敵なおみやげ…子どもだけでなく、大人にもゆったりと読んでいただきたい、本当にかわいいお話です♪
 

縁日の懐かしさを感じられる絵本「わにわにのおでかけ」

【著:小風 さち 絵:山口 マオ  出版社:福音館】
POINT

おすすめの年齢:2歳~

絵本のねらい:リズム感のある言葉を楽しむ/縁日の雰囲気を楽しむ

 
ぎょろりとした目、大きな口、だけどお茶目でどこかかわいらしい「わにわに」を主人公にしたシリーズの絵本の一冊です。
夜眠れないわにわにが橋を渡って向かった先は、縁日。
子どもの頃、縁日にいく為に、普段歩かない夜道を歩いたことがあるのではないでしょうか。
そんな縁日に続く道の風の音、蒸し暑さ、そしてわくわくとした気持ち、ひとつひとつを懐かしく思い出させてくれますよ♪

言葉遊びを楽しめる「くだものだもの」

【著:石津 ちひろ イラスト:山村 浩二  出版社:福音館】
POINT

おすすめの年齢:2歳~

絵本のねらい:言葉遊びを楽しむ

 
くだものたちが海水浴にやってくるのですが、とにかくリズミカルな言葉遊びが楽しい絵本です。
「キウイうきうきうきわでおよぐ」「バナナはなんばん?ななばんよ!」などなど、声に出して読むとその面白さが際立ちます!
くだものたちのユニークな動きと表情が表現されている個性的なイラストも魅力的です!
 

五味太郎さんの情緒溢れる絵本「夏」

【著:五味太郎 出版社:絵本館】
POINT

おすすめの年齢:2歳~

絵本のねらい:擬音の響きを楽しむ/音の意味を想像することを楽しむ

 
シンプルなタイトルですが、その通り「夏」をテーマにした、とても詩的で情緒のある絵本です。
「ちりちり ちりちり ちりちり」「ぽーん ぽーん ぽーん ぽーん」など、様々な擬音が出てきます。ただ、これらの「音」には明確な答えがありません。それなのに、「夏」を想起させる不思議な魅力があります。
小さい子には、擬音を楽しむ絵本として。少し大きな子には、想像力を働かせる絵本として読むことが出来る一冊ですよ♪
 

子どもと一緒に想像力を働かせたい「うみのむこうは」

【著:五味太郎 出版社:絵本館】
POINT

おすすめの年齢:3歳~

絵本のねらい:想像することを楽しむ

 

一人の子どもが海を眺めながら、「うみのむこう」を想像するシンプルなお話です。
船がたくさんあるのかもしれない、街があるのかもしれない、色んな動物がいるかもしれない…子どもにとって「うみのむこう」はわくわくするような世界であることが伝わってきます!
一緒に読んでみたら、ぜひ子どもの考える「うみのむこう」を聞いてあげてください♪


夏の絵本は懐かしさがたくさん。大人も一緒にぜひ読んでみましょう♪

夏休みがはじまると、プールや海、夏祭り、花火など、楽しいことがたくさんありましたよね。
夏の絵本は、どこか懐かしさを感じられるお話がたくさんあります!
子ども達に夏の楽しさを伝えると共に、読み手の大人も夏の思い出を懐かしんでみてくださいね♪

7月も夏らしい絵本を紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください!

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