0歳で保育園に預けるのはかわいそう?生後5か月で復帰した現役保育士ママが本音で語る

0歳児

保育園入園の申し込みがもう間もなく始まりますね。

恐らく多くの方が「0歳から入園」、もしくは「1歳から入園」で迷われるのではないでしょうか。

「え、まだ0歳なのに保育園?」
「小さいうちから保育園に預けるなんてかわいそう」

このような言葉を掛けられると、心がずっしりと重くなってしまいますよね。


筆者は、息子が生後5か月の時に職場復帰をしています。
結論からお話しますと、「0歳で入園させて本当に良かった!」と思っています!

その理由を、筆者の体験談を交えつつ、説明していきたいと思います。

この記事をおすすめしたい人

  • 0歳児で保育園に入園させても良いかを迷っている方
  • 0歳児が保育園に行くことのメリット・デメリットを知りたい方
  • 実際に保育園に行く前にどんな心構えが必要か知りたい方

0歳から保育園に預けるメリット

1歳児に比べると入園しやすい

0歳児クラス・1歳児クラスを比べると、大体1クラスの人数が多いのは1歳児クラスです。

しかし、1歳児は0歳児クラスからの持ち上がりの枠で、半数近く埋まってしまいます。また、ちょうど育休明けで復帰を考える家庭が多い為、どうしても倍率が上がってしまうのです。

地域差により異なりますが、0歳児クラスの方が比較的倍率が少なく、入園しやすいでしょう。

ことこ
ことこ

息子が生まれてすぐに申し込みの締め切りだった為、正直あまり迷う暇もありませんでした…
ですが、結果的に0歳クラスに入園することが出来たので、良かったと思っています。

1歳児で預けるよりも、比較的早く環境に慣れることが出来る

1歳児クラスの場合、物事が分かり始めた時期の為、新しい環境に対する不安も感じやすくなります。

その点、0歳児クラスは子どもの月齢や性格の差もありますが、「気づいたら新しい環境に慣れていた」という子の方が多い印象があります。

ことこ
ことこ

息子もまだ良く分かっていなかったのか、慣らし保育期間はほとんど泣かずに過ごしていました…親としては嬉しいような、寂しいような、複雑な気持ちでした…(笑)

子どもの成長の悩み・不安を共有できる

家庭で育児に専念していると、なかなか外部の大人と関わる機会が持てず、煮詰まってしまいますよね。

保育園に入園することで、担任の保育士・看護師など多くの人との関わりが増え、育児の相談をしやすくなります!

特に0歳児のいる保育園は、ほとんどの場合看護師が配置されているので、様々な目線から子どもの成長を見守ってもらえます。

ことこ
ことこ

保育園に毎日通うことで、継続的な子どもの成長を見守ってくれる大人が身近に増えるので、非常に心強く感じます。
特に0歳児は子どもが少ないので、担任の先生と普段からじっくりお話をすることが出来ました!

生活リズムが整いやすい

保育園では多くの場合食事や午睡の時間が決まっている為、しっかりと生活リズムを整えることが出来ます!

ことこ
ことこ

保育園と家庭での生活リズムが揃っていた方が、子ども・大人双方の負担がかなり減ります。
あらかじめ保育園にスケジュールを聞けるのであれば、入園前からある程度保育園での生活をイメージしたスケジュールを組むと良いですね!

季節ならではの遊びや行事を体験できる

保育園では、季節ごとの行事を子ども達と楽しめるように様々な工夫をしています。

お部屋の飾りや行事食など、四季の移り変わりを様々な面で楽しめる環境で過ごすことが出来ます!

ことこ
ことこ

生まれてまだ1回も地域の夏祭りを経験できていない息子。唯一、保育園で行われている夏祭りに参加することが出来ました。
他にも様々な季節の行事に参加させてもらえているので、保育園には本当に感謝しています…!

お友達との関わりの中で出来ることが増えていく

保育園には同じ年頃の子はもちろんのこと、年上のお友達も沢山。

大人だけでなく、子ども同士の関わりの中で刺激を受け、出来ることがどんどん増えていきますよ!

ことこ
ことこ

息子は一番月齢が低かったので、なんと同じクラスの子からも特に可愛がられていたそう。
自分の子どもが、多くの人から愛されていることがとても嬉しいと思いました♪

生活にメリハリをつけることが出来る

育児と仕事の両立は大変に思えますが、段々と仕事は仕事、育児は育児と生活にメリハリがついてきます。

また、仕事で子どもと離れる時間があることで、子どもと過ごす時間を大切にしようと思えます!

ことこ
ことこ

よく仕事でも家でも子どもを見ていて大変じゃない?と言われますが…仕事でパワフルな子ども達と関わった後だと、息子ひとりの相手にホッとすることも…(笑)
反対に、息子の看病などで付きっ切りになった後に仕事に行くと、複数人で保育をすることが非常に有難いと感じます。

0歳から保育園に預けるデメリット

園ごとに受け入れられる月齢が異なる為、場合によっては入園出来ない

主に認可園は、地域によって預かりが可能な月齢が異なります。

月齢が低い場合、事前にしっかりと調べておく必要があるでしょう。

ことこ
ことこ

職場の園は2カ月~受け入れが可能ですが、住んでいる地域は生後5~6か月前後でなければ受け入れが出来ない園が多かったです。
必然的に、応募できる園がかなり絞られてしまいました。

大人も体力勝負の為、慣れるまでが大変

0歳児はまだ夜泣きが多く、夜間も授乳しなければならない子もいるでしょう。

仕事だけでなく、家事・育児もこなさなければならないので、親の体力もかなり必要になってきます。

ことこ
ことこ

子どもが風邪を引くと、必ずと言って良いほど大人も貰ってしまいます…そして子どもの風邪はかなり強力です。
子どもの食べ残しを食べない・食器やタオル類を分けるなど、小さなことからしっかり感染対策をしていけると良いですね。

体調を崩しやすく、呼び出しや登園出来ない日が多くなる

保育園に通い始めると、集団生活の為どうしても病気を貰う・移すの繰り返しになります。

特にまだ体力のない0歳児は、一旦風邪をひくと長引きやすいです。症状が出始めたら通院をする等、しっかりとケアをしていく必要があります。

ことこ
ことこ

良くなったと思ったらまた鼻水が出始める…など、ほぼ一年中何かしらの症状が出ていました。
1年間通い続けて、ようやく風邪を引きにくくなって来ました…!

離乳食を進めるのが大変

0歳児は離乳食が始まり、少しずつ食べられる食材を増やしていく時期。未食のものは保育園で提供出来ないことが多いので、家庭で食べられる食材を増やしていく必要があります。

月齢が低いと試さなければいけない食材が多く、限られた時間でうまくやりくりしていかなければなりません。

ことこ
ことこ

息子は5か月から離乳食をはじめた直後に保育園に通い始めたので、ほとんどが未食の状態でした。
アレルギー反応の出やすい食材はなるべく病院の空いている時間帯に行うなど、かなり計画的に離乳食を進めていく必要がありました。

母乳育児の場合、母乳関連のトラブルが起こる可能性がある

母乳を続けている場合、仕事の最中に搾乳する時間を作らなければ胸が張って痛くなってしまう事も。

また、事前に哺乳瓶やミルクに慣れておく必要もあります。

ことこ
ことこ

保育園に通い始めることを前提に、ひと月前から日中ミルク、起床時・就寝時は母乳の混合で過ごすようにしました。
生後すぐから哺乳瓶を使用していたからなのか、混合への移行は比較的スムーズに出来ました。

保育園に預ける前にやっておくと良いこと

時短家電・宅配・家事代行サービスなど、家事の負担を軽減する算段を立てる

仕事に復帰するにあたって、とにかく家事の負担は出来るだけ減らしていきたいですね。

時短家電や家事の外注などをどんどん利用して、少しでも体力を温存出来ると、精神的な余裕が生まれます。

おすすめ外注サービス

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関連記事:ダイソーで離乳食に使える国産無添加野菜フレーク登場!「プレミアム野菜フレークちょこっとVage!」使用感を徹底レビュー

地域の病児保育・ファミリーサポートなどの下調べ・登録

病児保育・ファミリーサポートなどの登録を事前に行うことで、万が一の時の保険になります。

登録の際には直接施設やサポートセンター等に足を運ばなければいけない場合もあるので、仕事が始まる前にしっかり調べておくと安心ですね。

かかりつけの病院のリストアップ

普段から通っているかかりつけ病院(主に小児科・耳鼻科・皮膚科辺りはかなりの頻度でお世話になると思います)を事前にスマホのメモ機能などでリストアップしておきましょう。

夫婦間でもしっかり共有しておくことで、急な通院が必要になった時にも焦らず対応することが出来ますよ!

また、子どもの診察券・保険証・乳児医療証などはスマホで写真を撮っておくといざという時に便利なので、おすすめです!

ここをチェック

★病院名、病院の連絡先

★予約方法(専用URLなど)

★診察券の番号

0歳から保育園に預けたくないと思うパパママへ伝えたいこと


沢山悩み、考えた末に0歳児クラスの入園を決めた方。
周りからの「かわいそう」という言葉が辛い方。
本当は、0歳から保育園に預けたくないと思う方。


同じことを思った私から、言わせてください。


最初はさみしい気持ちが強いかもしれません。泣かせてしまって申し訳ないと思うかもしれません。


ですが、私たち親が思っているよりも、子どもは環境に順応する力がとにかく強いです!

パパとママだけだった世界が大きく広がり、色々なものを吸収して、成長していきます!
そして、大好きなパパとママの元へ帰って来ることで、心の底から安心できる筈です。

0歳から保育園に預けることは、決して「かわいそう」ではありません。

仕事をする理由は様々かと思いますが、ご家庭の為、ご自身の為の選択を決断されたこと、心から応援させてください。
そして、お子さんと過ごす掛け替えのない時間が、穏やかなものになりますように。